2009年7月25日土曜日

恩師

どーも。  実家に帰っています。  塩崎です。


先日、友人から小学校3,4年の時に担任をしていただいた先生が入院されていることを聞き、今日お見舞いに行ってきました。

先生は小4の終わりに57歳で定年を迎える前に一足早く退職されました。

確か、くも膜下出血の既往があったりして、年に一回人間ドッグに行ったりしていて、身体の健康状態を理由に退職されたように聞いていました。

高校を卒業してすぐに小学校のメンバーで同窓会をした時に、医者にお酒を止められているが、みんなの顔を一目見に、と来てくださってからお会いしておらず、9年ぶりにお会いしました。


少し話は聞いていましたが、もう立ったり、歩いたりはできません。

声も出せません。

あんなに元気だった先生が寝たきりの状態になっていました。


それでも俺の顔を見て、俺のことがわかってくれたみたいで何度も何度も『道太』と指で書いてくださいました。

別れ際には声がでないのに、それでも何かを伝えようと一生懸命声を出そうと、自分の言葉で話そうとしてくださいました。

社会人になって、先生に初めてそれらしいことができたのがお見舞いをすること。

悲しいけど、自分の成長した姿を見せるのが今の自分にできることです。


理学療法士になって今までたくさん自分の限界、医療の限界を感じてきましたが、今日ほど悔しかった日はありません。

きっとどんなリハビリをしたとしても、もう歩くことはできないでしょう。

同窓会を開いても会場に来ることはできないでしょう。


今まで不幸にも寝たきりになってしまった症例のリハビリを担当してきましたが、そんな姿を目の当たりにして本当に悲しい気持ちでいっぱいです。

自分の無力さを感じます。


少しでも先生のQOLが高められたら・・・と考えて、同級生に現状と可能であればお見舞いに行ってあげてくださいとお願いしました。

またこちらに帰ってきたときには顔を見せに行きます。


それではまた。

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