2011年10月24日月曜日

仕事冥利に尽きる。

どーも。  最近寝落ちしてばかり・・・  塩崎です。


ちょっと個人情報の兼ね合いもあるので、今回の内容はある程度オブラートに包んで文章にしますのでご了承ください。

昨日、深部脳刺激療法(DBS)を受けるために他県の病院に入院されたので、その方のリハビリを見学させてもらいに行ってきました。

在宅というフィールドで仕事をしていてつくづく思うのですが、急性期や回復期でどのような治療が行われていたのか?

そこが理解できていないと、在宅でのフォローってなかなか自信を持ってできないということを感じています。


今回のDBSも2000年に保険適応になったという比較的最近になって行われるようになった手術らしいです。

という訳でその手術を受けた症例を担当したこともなければ、話を聞いたこともない・・・

んじゃ、実際にリハの様子を見てみなきゃ、退院後のフォローなんてできる訳ないだろ!!ってことで見学に行ってきた訳です。


本当に偶然ですが、そちらの病院で担当されていたPTの方が、石井先生の講習会をきっかけにしてお知り合いになった方でした。

石井先生との縁がきっかけで、同じ患者さんを見て、情報を共有することができるというのは、仕事冥利に尽きるというか、こんな縁につながるなんて、本当に嬉しい事でした!!

そちらの病院ではDBSを受ける目的で関東や九州からも患者さんがやってくる病院らしいのですが、なかなかリハビリを見学に来るというセラピストはいないらしく・・・

でも病院に連絡をとって、見学に来るっていうのが塩崎さんらしいなぁって思いました。と言ってもらえたのがなんか嬉しかったですね。


改めて自分らしさって何か?

なかなか明確な答えはでないものですが、自分の仕事に対するスタンスというか、行動派な自分の一面をそういう風に見てもらえているのは本当にありがたいことです。


これからもきっと他に新しい治療法なんかが当たり前のように出てくるんだと思うんですけど・・・

例えば脊髄損傷の再生医療とか・・・

我々の仕事は、ちょっとだけ、その人の人生を支える仕事ですから、知らない、わからないでは済まされない。

ましてや自信がない状態で仕事をするのは許されない・・・

もちろん、今できてる仕事がこれ以上ないものとは思ってないので、まだまだ満足もできてなければ、絶対的な自信がある訳ではないですが・・・

100点は取れなくても、少しでも100点に近づける努力をしないといけない。


ちょっと話がズレてきましたが・・・

とにかく、実りのある、自分らしさを人に褒めてもらえた嬉しい日曜日でした。


それじゃまた。

2011年10月2日日曜日

氷室京介東日本大震災復興支援チャリティライブ

どーも。  タイトルと俺は全く関係ない。  塩崎です。


 6月11、12日の2日間にわたって東京ドームで行われた氷室京介東日本大震災復興支援チャリティライブの収益金6億7000万円が岩手、宮城、福島の三県に均等に配分して寄付された。というニュースがちょっと前にあったのをご存知でしょうか?

 このライブは、全曲BOOWYの楽曲で構成され、東京ドームで1日5万5000人、2日間で約11万人を動員した、チャリティーライブとしては国内史上最大規模となったというものです。

当初、1日のみのライブだったのが、6万人に対して、30万人もの応募が集まり、急きょ2日の予定に変更したという記事も読みました。


20年以上も前に作られた楽曲で構成されたライブ、中には解散以降歌うことのなかった楽曲を約23年ぶりに披露したとか・・・

今回のコンサートが終わって、一部ですが本人が次のようなメッセージを送っています。

「コンサートグッズの収益を合わせ、669,220,940円という金額を集める事が出来ました。企画を構築してくれたオンザラインをはじめ、参加してくれた全てのスタッフ、そして駆けつけてくれたオーディエンス、それぞれの気持ちが見事に結実した成果だと思います。この場をお借りして、皆さんに感謝の意を述べさせて頂きます。」


20年以上も前の楽曲が、現代においてこのような評価を受けるということはなかなかないことでしょう。

例えるならば、天野喜孝の20年以上も前に描かれて、完売した作品で個展が開かれるようなもの・・・

もっとわかりやすく言うなら、鑑定団で番組で本物と鑑定され、何10万円も何100万円もするような作品が総動員して展示と販売をしているような感じでしょうか?

(伝わらねーかな・・・この表現)


この楽曲を作って、そんな規模の事をやってのけて、あんな謙虚なメッセージ。

全くBOØWYのファンでもないんですけど、氷室京介という人間がどんなにすごい人間か、が伝わるような気がします。


芸術の分野では過去の作品、そのものが現代でこのような評価をうけることはあっても、我々の業界では常に最新の情報が求められるので同じようなことはないでしょう。

20年以上も前の論文だけで何らかのプレゼンを作っても、新しい情報に書き変わっているかも知れない・・・

もちろん、過去の業績があってこそ、最新の情報や技術があることを忘れてはならないですが・・・


彼ももちろん、今回の楽曲を作った頃には、現代においてこのような評価を受けるとは思ってもいなかったでしょう。

過去の事がそのままの形で評価されるということはなくても、今やってることが何らかの別の形で実を結ぶことはあるかもしれない。


氷室京介のような偉業は俺には達成できないでしょうが、いつかはチャリティーで講演とかしてみたいもんですね。

アーティストがチャリティーライブをやるように・・・

プロのスポーツ選手がチャリティーゲームをやるように・・・

講師料はいらねぇ!!って言って、タダで壇上に立って、収益は全部寄付できるような・・・


ニュースで見ただけでしたが、今回のチャリティーライブの報道には色々と感じるものがありました。

全くライブにも行ってないような、ファンでもない人間ですが、人を魅せる力を彼に感じましたね。

ちょっとだけでも、自分もそんな人間になれたらいいなぁ。


それではまた。