2008年10月7日火曜日

僕自身の真実

どーも。  またいろいろありました。  塩崎です。


今日は悲しいお知らせです。

誰でも閲覧できるブログにこんなことを書くのはどうかな?とも思ったのですが、『忘れないでいてやってください。』というご家族のお言葉を受けて、自分の気持ちが整理はついていなくても、新鮮なうちに文章にする決意をしました。

お知らせというのは、中学、高校時代によくつるんでいた友人が日曜日の朝に亡くなりました。

今日のブログでは『事実』ではなく、僕が聞いた話や僕の印象など、『僕自身の真実』を実名は控えて掲載したいと思います。


彼との出会いは中学校の頃で、第一印象はあまり良いものではなく、『なんか嫌なやつ』でした。

何をきっかけに仲良くなっていったのかは覚えていませんが、とにかく共通の趣味が多かった。

やつはゲーム(当時だとスーパーファミコンからプレステ、セガサターンに移行して行った時代でしたね。)が好きでした。

やつは漫画が好きでした。

やつは麻雀が好きでした。

よく週末に僕の家に来て3~4人で麻雀をやったものです。

高校は別だったのでよくは知らないのですが、中学の頃は学年でNO.1の学力の持ち主でしたが、自分は頭が良いなんて素振りはなく、本当に対等のお付き合いをしてくれていたように思います。


高校を出る時にはそれぞれ進路が違い、疎遠になっており、あまりお付き合いがなくなっていました。

成人してからは正月休みに1,2度麻雀を打った程度で一緒に酒を飲むこともなく、彼は27歳という若さでこの世を去ってしまいました。

最初にこの悲報を知らせてくれた友人には即答で「えっ?ウソやん?」と言ってしまいました。

というのも亡くなる二日前に両親から、お土産を家に持ってきてくれたという話を聞いていたので、すぐには信じられず、中高と5~6年のお付き合いがあった後は10年程度お付き合いがなかったものですから、正直お互いの関係が微妙になっていたこともあったので、深い悲しみに包まれるでもなく、事実を簡単に受け入れることができるわけでもなく、自分の気持ちが交錯しておりました。


27年で生涯を終えてしまう人生が幸福であるはずはありません。

我が強く、自分の信じたものは真っ直ぐ、折れることを知らない彼はコミュニケーションをとることが非常に苦手だったように思っています。

将来の夢など語り合ったこともなく、彼は何を目指して頑張っていたかは分かりません。

僕の実家にお土産を持ってきてくれたこと、もしかすると相談できる人がおらず、何か助けを訴えるようなつもりで僕の家に訪ねてきたのかな?などと考えたりもしました。

もしかして不幸のどん底のような気持ちで自殺したのではないか?と考えていたのですが・・・

一緒につるんでいた、悲報を伝えてくれた友人の話によると亡くなる前日か前々日に逢っていたそうで、また正月に帰省するということを言っていたそうです。

ご家族の話によると転倒してガラスを割って、前腕をスッパリと切っており、出血多量で亡くなったとのことでした。

もしかすると都合の良い解釈かもしれませんが、彼は僕が脳裏によぎったような、不幸のどん底で自らの命を絶ったのではなく、不慮の事故で亡くなったようです。

今日通夜に行ってきたのですが、本当にどのような気持ちで行けばよいのか分からず戸惑っておりました。

ご家族の方は『もしかすると友人は誰も来ないのでは・・・』と思われていたらしく、会場に行ったときには以外にも明るく歓迎していただきました。

おそらく精一杯気丈にふるまっておられたとは思うのですが・・・

先に到着していた他の友人達はすでに思い出話などをしていたようで、思ったよりも明るいムードで、その輪に入ることができました。

湿っぽい空気で悲しい別れをするのではなく、多くの友人たちと思い出話に花を咲かせて明るく別れを告げることができたのは、変な話ですが悲しいイメージを払拭できて嬉しく思いました。

決して幸福ではないと思うけど、明るく、決して暗い雰囲気でないムードがたくさんの友と作れたことが本当に嬉しかった。

それぞれに彼とのお付き合いがあって、それぞれの理由があってきてくれたんだけど、彼のもとに集まってくれたことが嬉しかった。

決して彼は不幸などではなかった。


今日その友人のお葬式があります。

残念ながら参加はできないけれど、彼の冥福を祈りたいと思います。


そしてこの文章能力の低い、長文のブログを見てくださった皆様。

27年でその生涯を閉じた塩崎 道太の友人がいたことを『忘れないでいてやってください。』

もしもそんな彼に興味があったなら、僕に逢った時にどんな人だったかを遠慮なく聞いてください。

彼の人生を背負うなんてことはできないけれど、ご家族のお言葉通り、彼を忘れずにいたい。
少しでも多くの人に彼を知ってもらいたい。


それでは、また。

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